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口内炎とは|考えられる原因や自宅でできるセルフケアを紹介します

飲み物がしみ、触れると痛くて食事や会話がつらくなる口内炎。一度できてしまうとなかなか治らず、つらい思いをした経験のある方も多いでしょう。

大人だけでなく子どもや赤ちゃんにもできる口内炎の原因を知り、しっかりとした対策で素早く治せます。予防策を取っておくと、口内炎ができにくくなるでしょう。

そこで今回は、口内炎ができる原因や、自宅でできるセルフケアを紹介します。ヘルペスとの違いについても解説するので、口内炎でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

そもそも口内炎とは?

口内炎は、軽度から重度のものまでさまざまありますが、口の中や唇の周辺など広い範囲に腫れや炎症がおよぶものを口内炎といいます。主に頬の内側や舌、歯茎にできやすく、唇やのどの周辺、上顎にできることもあります。

口内炎はできる部位によって呼び方が異なり、歯茎にできるものは「歯肉炎」、舌にできるものは「舌炎」、唇や口角にできるものは「口唇炎」「口角炎」のように分類されます。

さまざまな種類がありますが、もっとも一般的なものは「アフタ性口内炎」です。表面が白っぽく、くぼみがあり、周囲が赤い楕円または円形の腫瘍です。触れると痛みをともなうことが多く、一度に複数個できることもあります。また、一般的に口内炎が他人へ感染することはありません。

ヘルペスと違いは?

ヘルペスは、単純性ヘルペスウイルスによる感染症です。白い腫瘍ができる口内炎(アフタ性口内炎)とは異なり、皮膚に水ぶくれができることがヘルペスの特徴です。水ぶくれは次第にかさぶたとなり、個人差がありますが1週間ほどで自然に治まります。単純性ヘルペスウイルスは身体のどこにでも感染し、唇に感染する「口唇ヘルペス」と、性器に感染する「性器ヘルペス」が多いとされています。

ウイルスを完全に取り除くことは難しく、一度感染すると再発を繰り返してしまいます。抗ウイルス薬で再発を抑制させられるので、ヘルペスが疑われる場合は医師へ相談するようにしましょう。また、他人が患部に触れると感染させる恐れがあります。ヘルペスが発症している際はタオルや食器なども別のものを使用し、患部のウイルスに触れないように気を付けましょう。

口内炎の4つの原因

食事や会話の際に触れると痛みを感じる厄介な口内炎は、栄養バランスや生活習慣の乱れによって粘膜が弱ってしまい、さまざまな要因が引き金となり口内炎が発生します。口内炎の原因は、主に以下の4つが挙げられます。

粘膜の傷
ストレス
ウイルス
アレルギー

では、それぞれの項目をくわしく解説します。

粘膜の傷

転んで粘膜を傷つけたり、食事中に誤って噛んでしまったりといった、粘膜に傷がついた場合に口内炎が発生します。転んだ際に地面の細菌が口の中へ侵入したり、口の中が不衛生な場合に傷口から感染したりしやすく、傷の周りだけ白い口内炎ができるケースが多いです。傷口が大きい場合は自然治癒を待たずに、医師へ相談するようにしましょう。

ストレス

ストレスは万病の元といわれるように、ストレスや疲れがたまり免疫力が低下すると口内炎ができることがあります。口の中の粘膜は代謝を繰り返して日々新しく生まれ変わりますが、ストレスや疲れが原因で再生力が低下し、口の中の粘膜が荒れてしまうのです。ストレスや疲れは、粘膜の再生に必要なビタミン不足を招くため、適度にストレスを解消しながら生活するよう心がけましょう。

ウイルス

ウイルス感染による口内炎の発生もあります。中には、感染すると症状が重く痛みや発熱をともなうこともあるでしょう。また、人の口の中には無数の常在菌が存在しています。風邪などで免疫力が落ちるなど、さまざまな原因で常在菌のバランスが崩れてしまい、口内環境が変化して口内炎ができることもあるでしょう。

アレルギー

特定の食べ物や物質にアレルギーがある方も、強く反応して口内炎ができることがあります。また、服用している薬の副作用や、歯科治療で使用した金属の被せ物に反応してアレルギーを起こす可能性もあります。アレルギー反応を起こす原因を突き止めない限り、口内炎が発生し続けるケースがあるため、違和感を覚えたら小さなことでも医師へ相談するようにしましょう。

自宅でできるセルフケア

口内炎ができてしまうと不便なことが多いため、一刻も早く治したいと考える方が多いのではないでしょうか。口内炎の改善には、以下のような自宅でできるセルフケアを試してみましょう。

水分補給
バランスの良い食事
口の中を清潔に保つ

では、それぞれの項目をくわしく解説します。

①水分補給

ウイルスは乾燥した環境を好みます。ウイルス感染が原因の口内炎と考えられる場合は、水分をしっかり取り口の中を潤すようにしましょう。必ずこだわる必要はありませんが、体温と同じくらいか常温の水が好ましいです。

また、口の中がへばりつくようなドライマウスの方は、口内炎ができやすい可能性があります。口腔内の乾燥は虫歯や歯周病のリスクも高めてしまいます。日ごろから乾燥に気を付けるようにし、だ液分泌を促すマッサージや、キシリトール配合のガムを噛むなどして対策すると良いでしょう。

②バランスの良い食事

口内炎ができた場合は、バランスの良い食事を心がけます。できるだけ栄養価の高いものを積極的に摂取すると良いでしょう。日ごろから栄養バランスに気を付けた食事を取っていると、免疫力の向上にもつながります。

口内炎に効く食品には、はちみつや梅干しが挙げられます。はちみつは傷の治りを早くさせる効果があるため、お茶や白湯などに混ぜて飲むと良いでしょう。粘つきや味が気にならない方は直接口内炎ができている部位に塗っても構いません。また、梅干しは殺菌効果の高いクエン酸が多く含まれているため、患部に貼り付けておくと良いでしょう。

③口の中を清潔に保つ

口の中が不衛生な状態だと、口内炎が治らず悪化してしまいます。口内炎ができている部分を避けて、丁寧に歯磨きするようにしましょう。口内炎の痛みがひどくて歯磨きができない場合は、こまめにうがいをするなどして口の中を清潔に保ちましょう。

また、口内炎ができたときだけに限らず、日ごろから口の中を清潔に保っておくと、口内炎の予防にもつながります。歯磨きだけでなくデンタルフロスやデンタルリンスの併用も効果的です。さらに、歯科医院で定期的にプロフェッショナルクリーニングを受けておくと良いでしょう。

まとめ

口内炎ができる原因や、自宅でできるセルフケアについて解説しました。長引くと痛くてつらい口内炎は、発生しない環境を整えることが予防の近道です。ストレスをためないように心がけ、食事バランスや口腔内の衛生面にも気を配りながら生活しましょう。

ただし、症状が続く場合や口全体におよぶ場合は、セルフケアだけで改善しようとせず歯科医院を受診するようにしましょう。吉祥寺セントラルクリニックでは、各種専門治療の総合的な歯科治療を行っています。一般歯科だけでなく、審美歯科や矯正歯科など、それぞれの分野に特化した専門スタッフと連携を取りながら幅広く対応しています。お口の中のトラブルや、通院する歯科医院でお悩みの方は、信頼できるホームドクターとして、吉祥寺セントラルクリニックへお気軽にご相談くださいませ。

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