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目立たない矯正装置はある?インプラントやホワイトワイヤーなどわかりやすく解説

歯列矯正を検討している方は、できるだけ目立たない方法で治療を受けたいと考えているのではないでしょうか。あまりにも目立つ装置は、日常生活に支障をきたすこともあるでしょう。

しかし、歯列矯正にはさまざまな目立たない装置が存在します。それぞれ特徴や費用が異なるため、自分の症例や予算に合ったものを選ぶとストレスなく矯正治療をはじめられるでしょう。

そこで今回は、目立たない矯正装置について解説します。インプラント矯正やホワイトワイヤーなどもあわせて解説するので、歯列矯正を検討している方はぜひ参考にしてください。

目立たない矯正装置を希望する人は多い

歯列矯正では、長期間装置を付けたまま生活するため、治療中の見た目が気になる方がたくさんいます。とくに、人と接する機会の多い営業や接客業の方、人前で話す機会の多い方は、口元の印象を変えない目立たない矯正方法で治療を開始したいと考えているでしょう

それ以外の方でも、目立ちやすいメタルの装置を付けることに抵抗がある方も少なくありません。矯正治療は、2~3年ほどの期間が必要なため、なるべく目立たない装置で治療を受けたいと考えるのも無理はありません。

目立たない矯正は4種類

歯列矯正には、メタルのギラギラと目立つ装置以外にも、いくつかの目立たない装置があります。

インプラント矯正
ワイヤー矯正(ホワイトワイヤー)
裏側矯正
マウスピース矯正

では、それぞれの矯正方法について、くわしく解説します。

目立たない矯正①:インプラント矯正

インプラント矯正とは、矯正用のミニインプラントを用いた矯正方法です。ワイヤー矯正の補助的な器具として使用され、顎の骨のなかに小さなネジ(ミニインプラント)を埋め込み、それを軸にして歯を動かします。歯科では、アンカースクリューと呼ばれることもあります。

ミニインプラントの埋め込みは局所麻酔下の処置で、1本10分程度です。失った歯を補うためのインプラント治療のような大掛かりな手術は必要なく、痛みがともなうこともほとんどありません。費用は医院や本数によって異なりますが、1本2〜10万円ほどです。

メリット

インプラント矯正には、以下のようなメリットが挙げられます。

効率よく歯を動かせる
奥歯を動かさずに前歯を引き下げられる
移動が困難な奥歯の治療も可能

インプラント矯正は大きく前突した前歯を後方へ引き下げる症例に多く用いられます。骨を支えにして前歯を引き下げるため、奥歯を動かさず治療を進められることが大きなメリットといえるでしょう。

また、他の歯を支えにするよりも効率的に歯を動かすことが可能です。治療期間の短縮につながったり、動かすのが困難な奥歯の移動も可能になったりと、さまざまなメリットが得られます。

デメリット

しかし一方で、インプラント矯正のデメリットには、以下のようなものが挙げられます。

外科的処置が必要
埋入に失敗すると痛みや痺れがでる可能性がある

局所麻酔下でネジを骨のなかに埋め込む処置が必要です。少なからず侵襲のある処置を受けることに抵抗のある方には難しい治療といえるでしょう。

さらに、埋め込む位置が不適切であった場合、処置中に歯根や神経血管を傷つけてしまうケースがあります。痛みや痺れがでてしまうため再度埋め込む処置を受けるか、インプラント矯正を断念する必要があるでしょう。

目立たない矯正②:ワイヤー矯正(ホワイトワイヤー)

表側のワイヤー矯正では、メタルワイヤーにホワイトコーティングが施された「ホワイトワイヤー」に変更できます。審美性の高いクリアブラケットやセラミックブラケットとの併用で、より目立たない矯正治療が可能になります。

ホワイトワイヤーは、医院にもよりますが通常の矯正治療にオプションとして準備されているケースが多く、4万円ほどの追加費用を支払うとホワイトワイヤーに変更できます。治療期間は、通常のワイヤー矯正と同じように2~3年ほどかかるでしょう。

メリット

ホワイトワイヤーのメリットには、以下のようなものが挙げられます。

目立ちにくい
他の目立ちにくい装置よりも費用が安い

ホワイトワイヤーは、審美性・耐久性に優れたセラミックブラケットやジルコニアブラケットとの併用で、より目立ちにくい表側矯正が可能になります。

また、審美ブラケットでも費用を少し抑えられるプラスチック製のクリアブラケットとの併用もおすすめです。クリアブラケットであれば、矯正治療の基本料金へ含まれている医院もあるため、費用面でホワイトワイヤーと併用しやすいでしょう。

デメリット

しかし一方で、ホワイトワイヤーのデメリットには、以下のようなものが挙げられます。

一部症例には適用されない
コーティングが剥げることがある

歯磨きの方法や食事によってコーティングの一部が剥げてメタル部分が見えてしまう可能性があります。取り替えるまでは剥がれた状態で過ごす必要があるため、タイミングによっては、ワイヤーが目立ってしまうことも考えられるでしょう。

また、矯正治療の一部工程でホワイトワイヤーが適用されないケースもあります。その場合は、メタルワイヤーで治療を進める必要があるため、目立つことがあるでしょう

目立たない矯正③:裏側矯正

裏側矯正は、固定式のブラケットとワイヤーを歯の裏側に装着する矯正方法です。歯科では「舌側矯正」や「リンガルブラケット」と呼ばれることもあります。

裏側矯正にかかる費用は100〜150万円ほどで、治療期間は2~3年ほどです。症例や医院によって費用・治療期間は異なるため、複数の医院でカウンセリングを受けて納得できる内容で治療をはじめるようにしましょう。

メリット

裏側矯正のメリットには、装置が見えないという点が挙げられます。

装置のすべてが歯の裏側に取り付けられるため、周囲の人から装置が見えることはありません。費用を抑えたい方は、目立ちやすい上顎を裏側に、下顎は表側に装着する「ハーフリンガル」の選択も可能です。

デメリット

しかし一方で、裏側矯正には以下のようなデメリットが挙げられます。

費用が高い
発音しにくくなる
口腔内トラブルが起こることがある

既成のブラケットを使用できず、一人ひとりの歯の形にあわせたオーダーメイドの装置の作成や、高い技術が必要なことから、他の矯正方法よりも費用が高額に設定されているケースが多いでしょう。

さらに、装置が裏側に付くことで発音しにくさや、舌が装置に当たり口内炎ができやすいと感じるケースが多くなります。なかでも、下顎の奥歯に付いている装置が舌に当たりやすく、慣れるまでは不便を感じることがあるでしょう。

目立たない矯正④:マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明のマウスピースを段階ごとに交換しながら装着し、少しずつ歯を動かしていく治療方法です。比較的軽度~中度の症例に向いています。

マウスピース矯正にかかる費用は、症例や医院によって異なりますが90〜110万円ほどです。治療期間は、1〜3年ほどです。

メリット

マウスピース矯正の代表的なメリットに「目立たない」ことが挙げられますが、他にも以下のようなメリットがあります。

目立たない
いつでも取り外せる
痛みが少ない

マウスピース矯正では、ワイヤー矯正に比べて少しずつ歯を動かすため、痛みが少ないメリットがあります。どうしても痛みが強い場合は、一時的に取り外して対応できるので医院が遠い方でも安心です。

また、食事と歯磨きの際は取り外すため、これまでと同じような生活を送れる点も、大きなメリットといえるでしょう。

デメリット

一方で、マウスピース矯正のデメリットには、以下のようなものが挙げられます。

適用できる症例が限られている
徹底した自己管理が必要

マウスピース矯正は、比較的軽度~中度の症例に向いている矯正装置のため、重度の症例には適用できないケースがあります。骨格の異常が原因である悪い噛み合わせや、歯を大きく動かす必要のある症例などは、ワイヤー矯正を勧められることもあるでしょう。

また、マウスピース矯正はいつでも取り外しできますが、外している間は矯正力が働きません。指示された装着時間よりも短いと治療がスムーズに進まず、治療期間が伸びてしまうこともあるでしょう。

まとめ

目立たない矯正方法について解説しました。それぞれのライフスタイルや予算にあわせ、適切な方法で治療を受けるようにしましょう。

吉祥寺セントラルクリニックは、各分野の専門医と連携を取りながら総合的な歯科治療を提供しています。また、一人ひとりに最適な治療方法で、できるだけ抜かない矯正治療を行っております。歯列矯正でお悩みの方、歯列矯正を検討している方は、お気軽に吉祥寺セントラルクリニックへご相談くださいませ。

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