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虫歯治療の費用の目安は?費用が変動する要素についても説明

虫歯の治療費はその進行度によって価格幅があり、虫歯が重症化すればするほど通院回数も多くなります。当記事では、初診時にかかる費用から虫歯の治療法によって変わる費用の目安まで詳しく解説していきます。

また、虫歯治療で最も治療費がかかるケースについてもまとめているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

虫歯治療にかかる費用の目安

まずは虫歯治療にかかる費用目安について紹介していきます。

初診時にかかる費用

歯科医院へ初めて受診する際は、保険3割負担で約3,500円かかります。これは、初診時に虫歯等の状態を確認するため必要な基本検査やレントゲン写真を撮影して、診断を行う料金です。これからの治療計画をたてて、虫歯の進行度を検査するためにも必須の内容になります。

また、初診時にそのまま虫歯治療をする場合は、初診料に治療費が加わって高くなりますので注意しましょう。

虫歯治療自体にかかる費用

虫歯治療自体にかかる費用は、保険3割負担で1本あたり約1,000円~10,000円です。これは樹脂を詰めるだけの1度で終わる治療や型取りをして被せ物をするといった治療もあるため、虫歯の深さや治療内容・部位によって価格が前後します。

このように虫歯治療にかかる費用は価格幅が広いため、事前に確認しておきましょう。次に具体的な虫歯の治療法やそれにかかる費用について解説します。

虫歯治療にかかる費用が変動する要素

虫歯治療にかかる費用が変動する要素は、以下の3つです。

  • 虫歯の進行度
  • 保険診療と自由診療の選択
  • 虫歯の治療方法(使用する素材)

これらをチェックすれば、それぞれの治療法や費用が把握できるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

虫歯の進行度

歯科医師は、CO・C1~C4の5段階で虫歯進行度を診断します。

具体的な違いや症状は以下の通りです。

  • CO……初期虫歯。フッ素などで改善も見込め、歯に穴が空いていない状態。痛みは感じない
  • C1……歯の表面(エナメル質)に小さな穴が空いている状態。痛みはほとんどない
  • C2……C1が進行し、歯に空いた穴が神経に近い状態。冷たい食べ物や甘い食べ物でしみることがある
  • C3……C2がさらに進行し、虫歯が歯の神経まで到達している状態。何もしていない時でも痛みがでる
  • C4……C3からさらに進行し、神経も死んでいる状態。歯にぽっかり穴が空き、逆に痛みが治まるケースが多い

このように5段階で分かれており、それぞれの段階で通院回数や使う素材が異なるため治療費用が変動する要因になります。

保険診療・自由診療の選択

詰め物や被せ物の虫歯治療が必要になった場合、保険診療か自由診療を選択することができます。

一般的に虫歯治療は保険診療で行うことが可能ですが、自費治療との具体的な違いは以下の通りです。

  • 保険診療…使う材料や材質に制限があり、プラスチック素材の詰め物や金属冠の被せ物になるため、見た目の美しさに欠けることがある。また、金属冠の場合は金属イオンの影響により、歯茎の淵が黒く変色するリスクがある。
  • 自由診療…歯との親和性が高く、透明感のある白い材質を選択することができ、見た目も美しい。また耐久性の高い物が多く、金属アレルギー等の心配もない。しかし、全額負担になるため高額。

虫歯の再感染を防ぐために行う治療という点はどちらも同じですが、使用する素材によって費用が異なります。自由診療で行いたいが治療費の支払いが難しいといった場合には、デンタルローンという治療費を分割払いできる方法もあるので、活用したい場合は歯科医院で相談してみましょう。

虫歯の治療方法(使用する素材)

では次に虫歯の治療方法と使用する素材について紹介します。

詰め物(インレー)

詰め物(インレー)は軽度~中等度の奥歯の虫歯に対して行う治療法です。虫歯を除去し、型取りして装着していきます。詰め物が出来上がるまでの期間が必要になるため、2回に分けて治療を行うのが一般的です。

また、詰め物の種類は保険診療と自費診療で以下の素材に分かれます。

  • 保険適用…金銀パラジウム合金のメタルインレー(銀色)
  • 自費診療…金属アレルギーを起こしにくい金属(ゴールド)もしくはセラミック(白)

インレーの見た目が気になる方や、金属アレルギーをお持ちの方は自由診療のセラミック(白い詰め物)を検討するのがいいでしょう。

部分的な詰め物で修復するインレー治療を行うまでもない初期虫歯の場合(C1)は、レジンの樹脂を充填して1回で修復する方法があります。

部分冠

部分冠とは中等度以上の虫歯に使用する素材で、インレーの範囲をさらに広げた被せ物に近い状態の物です。前歯と奥歯どちらでも治療することができ、前歯では歯の裏側から削って被せる3/4冠・奥歯ではほとんど被せる4/5冠を使用します。

こちらもインレー同様、保険診療と自費診療の素材を選択することが可能です。前歯に関しては、裏側から治療するため、保険診療でも見た目が目立ちにくいように感じますが、部分冠の境目に少し金属色が見えてしまいます。

見た目が気になる方や金属アレルギーをお持ちの方は、自由診療のセラミックを選択することもできるため相談しましょう。

全部冠(クラウン)

全部冠(クラウン)とは、前歯や奥歯を全体的に被せる冠(差し歯)のことです。虫歯の範囲が大きい場合や神経治療を行った際など全面的に削る場合に使用します。

保険適用の場合、奥歯は金属の被せ物・前歯は表面だけプラスチックを貼り付けた金属冠、もしくは全てプラスチックのレジンジャケット冠による治療が可能です。見た目は白いですが、プラスチックのため飲食を繰り返すことで黄ばむことや、レジンがすり減る・欠けるといったリスクがあります。

一方自由診療は、奥歯にはゴールド冠もしくはセラミック冠・前歯にはセラミック冠があります。セラミックも様々な材質の種類を選択することができ、歯になじむ審美性の高い色や強度もある素材で治療することが可能です。

食いしばるクセがある・歯ぎしりをするなどといったお口のトラブルを抱える方もいるため、生活習慣に合った材質を歯科医師と相談しながら選択していきましょう。

虫歯治療にかかる費用が最も高くなるケース

上記をまとめると、虫歯の進行度によってかかる保険診療の費用は以下のようになります。

虫歯の進行度 費用相場
歯の表面(エナメル質)のみの初期虫歯(C1) 1,500~~3,000円
神経までは届いていない中等度の虫歯(C2) 2,000~4,000円(詰め物代約2,000円)
神経まで届いている重度の虫歯(C3) 1万円(土台代約2,000円・被せ物代約3000円)

虫歯治療の費用が最も高くなるケースは、虫歯の神経治療を行い、自由診療で全部冠を被せるケースです。歯科医院によって値段の設定は異なりますが、高い素材の全部冠は10万円以上します。

被せる範囲が広いため詰め物よりも費用がかかることはもちろん、神経治療は虫歯の原因菌を取り除いてキレイにするまでに数回かかるため、他の治療より通院回数も多くなって治療費がかさみます。

虫歯の進行がすすむほど治療回数や費用は高くなる傾向にあるため、安く抑えたい場合は早期発見・早期治療を行うためにも定期的に歯医者へ検診に行くことを心がけましょう。

まとめ

虫歯治療を行うためには、治療費以外にも初診時や被せ物などの費用がかかります。また、虫歯治療に使う素材にも様々な種類があり、保険診療と自由診療どちらを選択するかによっても大きく異なるため、歯科医師とよく相談して決めましょう。

吉祥寺セントラルクリニックでは各種専門治療の歯科医とその治療に特化した専門スタッフが担当し、総合的な歯科治療を提供しております。少しでも気になる症状がありましたらぜひご相談にいらして下さい。

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