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マウスピース矯正とは?ワイヤー矯正と比較したメリット・デメリット、治療方法を解説

近ごろ目立ちにくい矯正方法として人気を集めているマウスピース矯正ですが、具体的にどのような治療方法なのかご存じでしょうか。

「目立ちにくいから」「いつでも取り外せる」などといった目先のメリットばかり先行して選んでしまうと、後悔してしまうケースもあります。

そこで今回は、マウスピース矯正について具体的な解説をしていきます。ワイヤー矯正と比較した際のメリット・デメリットや、治療方法についても解説するので、マウスピース矯正を検討している方はぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正は、透明度の高い医療用プラスチックで作られたマウスピースを装着し、段階ごとに交換しながら少しずつ歯を動かしていく矯正方法です。自分で取り外しできることや、装置が目立ちにくいことから、女性や営業職の方などから人気を集めています。

ここでは、マウスピース矯正の特徴についてくわしく解説します。

マウスピース矯正の治療方法・治療期間

同じ形のマウスピースを装着するのではなく、計画にあわせて形の異なるマウスピースへ交換しながら装着します。マウスピースによって圧力がかかった歯の周辺組織は、骨のなかで吸収と再生を繰り返しながら少しずつ動いていきます。症例によっても異なりますが、10日~14日に一度のペースでマウスピースを交換して理想の歯並びへ近づけていきます。

マウスピース矯正の治療にかかる期間は2~3年ほどですが、ワイヤー矯正に比べて少しずつ歯を動かすため3年を超えるケースもあるでしょう。治療期間は、マウスピースの装着時間によって左右されるため、しっかりと指示を守りながら治療を進めていきましょう。

マウスピース矯正の費用

マウスピース矯正の費用は100~120万円ほどで、メーカーや医院によって費用に大きな差がでます。気になる部分のみ整える部分矯正であれば費用を抑えられ、奥歯を含む全体矯正になると費用が高くなります。それぞれのメーカーによって特徴や費用が異なるため、マウスピース矯正を始める前に通院する医院でどのメーカーを取り扱っているのか確認しておきましょう。

マウスピースのお手入れ方法

マウスピースは食事と歯磨きの際は取り外します。汚れがついている場合は、水かぬるま湯ですすぎ、落としきれない汚れは指の腹でこするようにして取り除きましょう。雑菌などが気になる方は、マウスピース専用の洗浄剤などを使用しても問題ありません。

ただし、消毒のために熱湯をかけてしまうと、変形して使えなくなってしまうためよくありません。また、歯磨き粉を使用して歯ブラシで磨くのもできれば避けましょう。研磨剤により細かい傷がつき、逆に雑菌を増やす原因になってしまいます。

ワイヤー矯正との比較

ワイヤー矯正は、ブラケットと呼ばれる装置とワイヤーを歯に固定して歯を動かす矯正方法です。ワイヤーの弾性を利用して歯に矯正力をかけるため、ほとんどの症例に対応できることが特徴です。しかし、固定式のため装置が目立ってしまうことや、虫歯や歯周病リスクが高まることがデメリットとして挙げられます。

一方のマウスピース矯正では、ワイヤー矯正のような見た目の問題を感じづらく、装置を取り外した状態で食事や歯磨きができるため、審美性・清掃性に優れているといえるでしょう。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正には、一般的なワイヤー矯正と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。特徴的なメリットを把握した上で、検討したい方も多いでしょう。

ここでは、マウスピース矯正のメリットについて、くわしく解説します。

矯正装置が目立たない

マウスピース矯正で使用するマウスピースは、透明度の高い医療用プラスチックでできています。装着していても周囲の人からはほとんど見えないほどです。仕事や学業で装置を目立たせたくない方でも、装着の抵抗感が低いといえるでしょう。

取り外しができる

固定式のワイヤー矯正とは異なり、いつでも自分でマウスピースを取り外せます。食事や歯磨きの際はもちろん、どうしても目立たせたくないイベントや記念撮影がある場面では、一時的に取り外しての対応も可能です。

食事制限がない

マウスピース矯正では食事中に装置を取り外すので、食事制限がありません。ワイヤー矯正では装置を付けたまま食事を取る必要があるため、外れてしまう原因となる硬い物・粘着性のある物は避ける必要があります。一方のマウスピース矯正では、そのような制限はかからないため、これまでと同じような生活を送れるでしょう。

口内のトラブルを予防できる

ワイヤー矯正で使用するワイヤーは金属でできているため、装着時の処理が甘いと口腔内を傷付けたり、口内炎になったりするなどのトラブルが発生します。マウスピース矯正では、角の丸いマウスピースを使用するので、口内炎ができる心配は少ないでしょう。また、マウスピースを取り外して歯磨きもできるため、清潔な状態を保ちやすい装置といえます。

金属アレルギーの人でも矯正できる

マウスピースは医療用のプラスチックでできているため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けられます。アタッチメントを取り付けるなどの一部の工程では金属を使用する場合もありますが、メタルフリーの素材に変更が可能です。マウスピース矯正を始める前に、医師へアレルギーがあることをしっかり伝えておきましょう。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正には、ワイヤー矯正にはないさまざまなメリットが得られます。しかし一方で、メリットばかりではなくいくつかのデメリットも存在します。矯正治療を検討する際は、メリット・デメリットの両方をしっかりと把握しておくことが大切です。

ここでは、マウスピース矯正のデメリットについてくわしく解説します。

治療効果が本人の努力に左右される

マウスピース矯正の治療期間や最終的な仕上がりは、自己管理の程度に左右されてしまいます。マウスピース矯正は、1日の装着時間やスケジュール通りに交換していくなど、徹底された自己管理を大前提として治療計画が作成されます。そのため、気を緩めてしまうと希望通りの効果がでない可能性も十分に考えられるでしょう。

難しい症例には対応できない

重度の悪い噛み合わせや骨格に問題がある症例では、マウスピース矯正が適用されない可能性があります。マウスピース矯正を検討している場合は、医師とよく相談するようにしましょう。症例によっては、ワイヤー矯正と併用が可能です。

1日のうち大半の時間装着しなくてはならない

マウスピース矯正は、いつでも取り外せることが魅力的な矯正装置ですが、自由に取りはずしをしていると歯に矯正力がかからず思うような効果が得られません。基本的には、食事と歯磨き以外の時間(20時間以上)は装着しておく必要があります。

毎日のお手入れが必須

10~14日に一度新しいマウスピースへ交換しますが、毎日のお手入れを怠り不衛生なマウスピースを使用していると口臭や虫歯・歯周病の原因になってしまいます。食事や歯磨きのために取り外したタイミングでマウスピースも洗浄する習慣を付ける必要があります。

まとめ

マウスピース矯正のメリット・デメリットや、矯正方法について解説しました。マウスピース矯正は、ワイヤー矯正にはないさまざまなメリットが得られますが、適用できない症例があったり、自己管理が必要不可欠であったりと、デメリットも存在します。医師とよく相談し、自分の症例やライフスタイルに合った矯正方法を選択するようにしましょう。

吉祥寺セントラルクリニックでは、各分野の専門医と技工士や歯科衛生士がそれぞれ連携を取り合いながら、最善の治療を提供できる環境を整えています。歯医者が苦手な方でも通院しやすいよう、安全性にも配慮した空間で治療を提供しています。歯列矯正でお悩みの方は、吉祥寺セントラルクリニックへお気軽にご相談くださいませ。

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