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虫歯になりにくいおやつとは?なりやすいおやつや食べ方のポイントを解説

子どもがおいしそうに食べているのを見るのは親の幸せでもありますが、それがおやつだとすると虫歯にならないか心配ですよね。実は、同じおやつでも「虫歯になりにくいもの」と「虫歯になりやすいもの」の2種類があります。どんなおやつなら虫歯のリスクが低いのか、反対に注意が必要になるのかを、虫歯になりにくいおやつの食べ方とあわせて徹底解説します。

虫歯になりにくいおやつとは?

おやつには、虫歯になりにくいもの・なりやすいものの2種類があります。虫歯のリスクが低いおやつをリストアップするので、おやつを与える際は極力以下に該当するものを選びましょう。

<虫歯になりにくいおやつ>

  • 煮干し、ゆで卵などのカルシウムが豊富なもの
  • ピーナッツや甘栗、バニラアイスなどすぐに食べられるもの
  • せんべい、クラッカー、ウエハースなどの砂糖が少ないもの
  • スルメ、野菜スティックなどの噛む力が必要なもの

どうして上記のおやつは虫歯になりにくいのか、その理由をジャンルごとに解説します。

カルシウムが多いもの

カルシウムは虫歯予防に効果的な栄養素の1つです。歯を構成する象牙質はほとんどがカルシウムで作られているため、積極的な摂取が必要とされています。カルシウムは日常の食生活では不足しがちなので、おやつという形で取り入れるとよいでしょう。

煮干しやゆで卵、チーズ、牛乳などのカルシウムが豊富な食べ物には、基本的に砂糖も含まれていません。おやつを食べながら栄養補給ができ、しかも虫歯予防に役立つ可能性もあるため、一石二鳥にも三鳥にもなるおやつといえるでしょう。

すぐ食べられるもの

すぐ食べられるおやつは、虫歯になりにくいおやつと言えます。食べ物が口のなかに残ると、それが栄養源となって虫歯菌や歯周病菌が増大する恐れがあるため要注意です。

ピーナッツや甘栗などのおやつは、甘みを感じられながらも歯に残りにくく、歯磨き・口ゆすぎでごみを取りやすい食べ物といえます。甘いものを好む場合は、バニラアイスクリームを選ぶとよいでしょう。アイスには砂糖が含まれますが、口のなかですぐに溶けるためリスクを抑えられます。

砂糖があまり含まれないもの

虫歯を防ぐおやつを選びたい場合は、砂糖不使用もしくは砂糖があまり使われていないものを選びましょう。虫歯の原因菌は甘いものをとくに好んでおり、糖分を餌にして増殖します。口内に糖分が長くとどまると、菌が作り出す酸で歯のエナメル質を溶かし、穴を開けて虫歯を作るため要注意です。

おせんべいやクラッカーのように噛み応えのあるおやつなら、砂糖による虫歯のリスクを抑えられることに加え、顎の成長も促進させられます。とくに3歳を過ぎた頃からは咀嚼機能を鍛えるべきタイミングなので、成長の促進と栄養の供給を両立できる「野菜スティック」などを多く与えるのもおすすめです。

虫歯になりやすい注意が必要なおやつとは?

先述した虫歯になりにくいおやつとは正反対に、虫歯になりやすいため注意が必要なおやつもあります。具体的な内容をリストアップしてみましょう。

<虫歯になりやすい注意が必要なおやつ>

  • キャラメルやガムなどの歯にくっつきやすいもの
  • キャンディーやケーキ、ドーナツなどの食べ終わるまでに時間がかかるもの
  • チョコレートやグミなどの砂糖を多く含むもの

これらのおやつに注意が必要な理由についてくわしく解説します。該当するものを多く食べさせている場合は、食べさせる量を減らしたり、念入りにケアしたりといった対策を取りましょう。対策に関する詳細は【虫歯にならないためのおやつの食べ方】をご参照ください。

歯にくっつきやすいもの

歯にくっつきやすいものは、おやつに含まれる糖分が長時間歯に密着したり、歯と歯の間に挟まって残留したりしやすいため要注意です。ポロポロしたり、サクサクしたり、パリパリしたりする食感のおやつは、砂糖の使用量が少なくても極力食べさせないようにしましょう。

たとえばキャラメルやガムなどは、歯にくっつきやすいおやつの代表格です。ガムに関しては、歯の健康に役立つ「キシリトール」を配合した商品を選ぶことで、反対に虫歯のリスクを抑えられるためおすすめできます。

食べきるのに時間がかかるもの

歯にくっつきやすいものと同様に、食べきるのに時間がかかるものも、糖分や食べ物のごみが口内に残りやすいため注意しましょう。たとえばキャンディーは消費するまでに長い時間がかかりますし、ドーナツやケーキは食べきるまでに時間がかかりやすいことに加えて、砂糖もたっぷり使っているため警戒が必要です。

砂糖を多く含むもの

虫歯菌の増殖を防ぐためには、第一に砂糖を多く摂取しないことがポイントになります。チョコレートやグミなどにはとくに砂糖が多く含まれているため注意すべきです。また、幼児期においては、哺乳瓶でジュースやスポーツドリンクを飲ませる際も虫歯に注意しなければなりません。

ただし、砂糖が多くて甘いおやつほど子どもが好みやすいことも事実です。完全に取り上げて甘いものを絶食させたり、虫歯になりにくいおやつに交換したりすることは困難でしょう。リスクの高いおやつを与える場合は、後述する方法でリスクマネジメントをおこない、ケアを徹底することで虫歯の危険度を下げられます。

虫歯にならないためのおやつの食べ方

虫歯になりにくいおやつを大人が選んだとしても、子どもは納得せずに甘いものを求め続けてしまう可能性はあります。また、虫歯になりにくいおやつだからといって絶対に虫歯にならない保証はありません。いずれにしても、おやつを与える際は以下の工夫を取り入れましょう。

<虫歯にならないためのおやつの食べ方>

  1. 時間を決めて食べる
  2. 食べる量を決める
  3. 食後は適切なケアをおこなう

それぞれのポイントを順番に解説します。

①時間を決めて食べる

時間の制限なく好きなタイミングでおやつを食べていると、歯磨きなどでケアするタイミングを失い、口のなかに砂糖が残っている時間が延びてしまいます。また、常に満腹の状態では食事がままならず、そうなると必要な栄養も摂取できません。おやつの時間を決めて、規則正しく食べることが最初のポイントです。

②食べる量を決める

1回のおやつタイムで食べる量を決めるのもおすすめです。飲み物やおやつの量のコントロールで、ダラダラと食べ続けることを避け、ケアがしやすくなります。飲み物はコップに注ぎ、食べ物は小皿に出して食べさせることがおすすめです。

③食後は適切なケアをおこなう

虫歯は食べ物が口のなかに残っているせいで起こりやすくなります。食後は適切なケアをおこない、できる限り汚れを落としましょう。おやつを食べたあとに歯磨きをするのがベストですが、外出先などで難しい場合は口のなかをゆすいだり、キシリトール配合のガムを噛んだりしてケアするのがおすすめです。

まとめ

おやつには虫歯になりにくいもの・なりやすいものがあります。おやつの内容だけでなく、与え方にも注意して虫歯のリスクを抑えましょう。もしもお子さまの歯に異常を感じた場合は、吉祥寺セントラルクリニックまでお越しください。当院ではできるだけ歯を抜かない治療を心がけており、個々の症例を診たうえで、虫歯・歯周病予防のアドバイスもお任せいただけます。

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